紅葉の弥山川登山道






ヒロティです。10/28(日)に弥山川に単独で行ってきました。

コースタイム)
10/28(日) 自宅5:10発―白倉谷出合(駐車場)6:40―6:50発~熊渡7:15~白川八丁7:50
~ガマ滝8:10~一ノ滝9:00~双門大滝10:05~河原小屋11:20-11:30~狼平12:50-13:00
カナビキ登山道分岐13:55~林道15:00~熊渡15:20~白倉谷出合15:40

記録)
 白倉谷出合から少し林道を上がったところの空き地に駐車。いよいよ27年ぶりの弥山川に出発だ。
大学院の時に研究室の仲間と登ってから、その後長い間通行禁止になっていたりして機会がなかった。その時も秋で、白倉谷出合のトンネルを抜けると、一面の紅葉に歓声を上げた。川合にバスで入り、そこから林道を歩いた。1泊目は八丁河原にテントを張った。2泊目は弥山の頂上小屋の傍でテント泊をしたが、次の日は雪交じりの寒い日で、あたり一面に樹氷ができていたのが印象的だった。地面に残る雪を踏みしめながら川合に下山した。

さて、今回も白倉谷出合のトンネルを抜けると、みごとな紅葉だった。写真を撮りまくった。空は快晴。さわやかな朝の空気の中、林道歩きも苦にならない。熊渡には道路脇に車が5台くらい置けるスペースがある。車でここまで来てもよかったのだが、スペースが埋まっていることを心配して歩いた。20分ほどの距離である。ここからさらに林道を登って大きな広場に出た。単独の先行者がいたがお先に失礼する。道は正面と右上、左下に別れている。左下の林道をたどると八丁河原にでた。伏流水になっていて、水はほとんど見えない。水が出だすと2、3回ほど渡渉が必要になるが、靴をぬらして渡渉した。

やがて、ガマ滝に着いた。右岸についた登山道を登ると弥山ダムがあった。小さなダムだ。もちろん前回登ったときにはなかった。右岸をトラバースしていくが、40度ほど傾いた今にも落ちそうな鉄ばしごを渡るときは怖かった。ふと下の河原を見ると大岩の下敷きになって、ぐしゃぐしゃの鉄バシゴの残骸があったりして、スリル満点である。渓流沿いに歩くところも、側壁の鉄杭を頼りにトラバースしたり、岩を登ったり、なかなか楽しませてくれる。

一ノ滝、二の滝と続く滝は見事だった。ここで、ちょっとしたミスをおかした。テープもいっぱい巻いてあるのに、それを見逃し目の前の踏み跡に惑わされて直進して微妙なトラバースをして岩峰を1周まわってしまったのだ。後で冷や汗をかいた。

道は、右岸を大きく高巻いてやがて双門の大滝の展望台に着いた。そこから見る大滝は、屏風のような岩壁の中から60m(だそうだ)落下している。周りの岩壁の灌木が黄色や赤に色づいていて非常にきれいだった。

尾根に上がると絶好の展望台に着いた。稲村ヶ岳や奈良方面が見渡せる。空は快晴、山肌はまさに紅葉真っ盛りである。道はここから急降下し、ふたたび河原に降りた。テープを目印に遡行していくが、河原小屋まで、5、6回の渡渉をして、くるぶしまで水に入るところもあった。河原小屋も以前はなかったが、りっぱな避難小屋になっていた。たき火の後もあり、絶好のテント場でもある。石に座ってみかんを食べたり、地図を確認したりして1回目の休憩をとった。

ここから狼平までコースタイムは1時間10分ということで、気楽に出発したが、なかなか楽に遡行はさせてくれない。跳んだり、渡ったり、登ったりといそがしい。二俣模様のところを右に進むと谷幅は狭まりゴルジュの様相を呈す。岩壁が迫力をもって迫ってくる。なかなか最後まで飽きさせない。左岸を細いトラバース道が続いている。緊張感を保ちながら一つ一つこなしていく。やがて谷が開けると狼平だった。河原小屋から1時間30分、出発してから6時間かかった。変化に富んでいたせいか、ぜんぜん時間の長さを感じなかった。

あんパンをかじり、2回目の休憩をとった。ここから頂仙岳を越えてカナビキ登山道を林道まで下山する。カナビキ登山道は、初めての道なのでどの程度の道なのかわからない。秋のこの時期は落葉が多く、踏み跡は非常にわかりづらい。一抹の不安をかかえながら出発した。

55分かかって、分岐に着いた。分岐にはテープがたくさん巻いてあり、道の方向にはテープが点々と付いている。道はぬかるんでいてよく滑ったが、テープがこまかく付いているのでルートについては不安なく下れた。やがて尾根が顕著になると、植林用のりっぱな作業道が下の林道まで続いていた。1時間5分で下の林道に着いた。余韻を楽しみながら駐車場まで歩いた。

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御在所岳藤内壁・前尾根・一ノ壁






ちょっと前の話ですが、ブログが更新されなくて寂しいので、御在所・藤内壁の前尾根と一ノ壁の報告を。今回は、京都雪稜クラブとの合同山行です。(ヒロティ)

9/21(金)の夜に奈良を出発して、菰野町道の駅で仮眠。

9/22(土)に藤内小屋の近くでテントを張り、前尾根に出発。裏道登山道を登り5合目を過ぎたあたりで、藤内壁出合の大きな看板を見て、沢に入りしばらく登ると左から沢が入り、右に赤茶けた一条の滝が現れます。その右が前尾根のP7の取り付きです。
 
 P7、P6は初心者にはむずかしいということなので、リードはフッチーに任せ、フォローで登りました。立木でビレーをとった後のすぐの登りは、あまり手がかりのない乗越でA0をしてしまいました。
その後、P6を越し、P5はコンテでなにげなく過ぎてしまい、P4,P3(前半)は?級なのでリードをさせてもらいました。P3の後半は?級があらわれるのでS木さんに任せ、私は左のチムニールートを登りました。なかなか他の岩場では味わえない身体の使いがあり、おもしろかったです。

 P2ヤグラはフッチーが初見で果敢にもトライし、登ってしまいましたが、フォローで登る私は、2度ほど登るんじゃなかった、降ろしてもらいたいと後悔しましたが、なんとか1回のA0で登ることができました。

 懸垂でコルまで降り、谷沿いの道を下り、藤内小屋にもどりました。ビールで祝杯をあげ、四方山話に花を咲かせていたところ、兎の耳でクライミング中に転落事故があり、落ちた女性は腰を打って動けないという報を女性の方が持って来られました。とりあえず、我々3人もビールもそのままに、搬出用の担架の材料になりそうな鉄棒を持って、現場に向かいました。

 現場に到着すると、女性はS木さんのテントシートの上に横たわり、ヤッケを上に掛けられていました。特に外傷はないようでしたが、腰を強打し痛みで動けないようす。左足首も骨折しているようでした。とても動かせないということで、藤内小屋のご主人が警察にヘリの要請を行い、30分後くらいにヘリが到着。救急隊員3名で専用担架を用い、ヘリにつり上げ搬入しました。

 こういう救急活動を実際に見るのは初めてで、救出隊員のきびきびした行動に感心するとともに、ヘリの下降気流の激しさも体験しました。

 一件落着の後、小屋にもどって飲み差しのビールを飲み直しました。S木さんは、遅くなったのでその日のうちに帰京の予定があやぶまれましたが、なんとか帰られたようで、安心。

9/23(日) 一ノ壁では、入門ルート(?)を2回、1ルート(?)を1回、3ルート(?+)
を1回フォローで登り、0ルートを1回リードで登りました。

 充実した岩登りができた2日間でした。
 

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