芦生 五波峠 2012/11/10-11

若丹2


 芦生には2年前から行くようになったが、須後から櫃倉谷を遡行して杉尾峠に至る少し手前に五波峠への取付き道標がある。いつもその道標が気になっていた。

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「若丹国境縦走路」「五波峠まで5.2km 約7時間」「藪漕ぎ&難路 熟練者向き」
かなり古い道標で見づらく、よーく見ないと読みにくいのだが、そう書いてある。5.2kmを7時間かかるっていったいどんなコースなのか?興味がそそられるものの、初心者にはとても歩けるコースではないのだろうと思っていた。
今年の春に、今は藪がなくなって4時間ほどで歩けると知って、俄然行きたくなって今回それが実現できた。


天候:1日目:雨時々くもり 2日目:くもり後雨

メンバー:HSM、HYS、IZM、NGS、ASI、こーじー 6名

コースタイム
1日目
8:40 五波峠スタート
9:33 P682
10:05 P692付近
10:14 権蔵坂
11:23 ロクロ谷源頭
12:59 杉尾峠手前の道標
13:03 杉尾峠 上谷へ
15:00 長治谷テント場着
2日目
6:30 長治谷スタート 上谷へ
8:00 杉尾峠
9:22 ロクロ谷源頭
10:36 権蔵坂
11:30 P832
12:23 五波峠着

 小雨降る中、準備を整えて8:40スタート。
踏み跡はしっかり付いていて、どちらかと言えば快適ハイキングコース。

若丹1


細い尾根なので、快適に尾根歩きができる。
P682、P692、権蔵坂までは快適に進み、あらかじめイメージしていた予定時間通りに歩く。
ところが権蔵坂から先は一変、踏み跡は所々微かにある程度。しっかり地図見て次の鞍部、次のピーク、その次の尾根の方向をイメージしながら通過するがどうしても違う尾根に入りかける。ピークから尾根を降りる際、ちょっとおかしいなぁと思う時だけでなく、この尾根で大丈夫だろうと思ってても、地図見て確認したくなる。実際あってる場合も違っている場合もあった。
 急登、急降下の連続。しかも地面は泥濘でズルズル滑る。地面から浮き出ている根っこを握りながら登る。下草や藪がない影響なのでしょうか。

 時々2~3頭のシカの群れが走ったり、ヌタ場かと思われるくぼみがあったり、普段のハイキングコースでは感じない「野生の領域」に入っている雰囲気が感じられ、少し恐れ或は心細さを感じつつ、真剣に読図とルーファイしながら進む。プチバリルート。

若丹4

 遠くが見難いのだが若狭湾が見えているような、霞のような…

若丹3


杉尾峠に13時に到着。権蔵坂から予想は2時間のところ、2時間50分かかった。
でも杉尾峠を13時に着ければ、あとは緊張を解いて上谷をゆっくり散策できるなぁと思っていたが実際その通りなる。上谷は写真撮影大会に。

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若丹8

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 ほぼ15時ジャストに長治谷に到着。
事前に京大に申請書を出して許可をもらっていたが、僕の名前を書いた赤いコーンがテン場の1サイトに置かれていたのには驚いた。これまで何度かここを利用させてもらったが、こんなことは初めてだ。でもいいことだと思った。
早速、6人テントと練習にツェルト1つ張って4時頃から宴開始。しばらくは屋外で各自個食作ってみんなに披露しながら品評会。
日が陰って真っ暗になる頃には寒くて全員テントに入って飲み直し。雨の心配もあるのでツェルトは荷物置きにして6人全員テントで寝ることに。
明日は5時起床6時半出発、野田畑湿原から野田畑峠へ登って国境尾根をシンコボ経由で杉尾峠へと決めて、8時ごろ消灯。

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2日目、予定通り6時半に出発して野田畑湿原から野田畑谷へ入りかけたところで、シンコボに行かずに上谷を遡行して杉尾峠に行く方が良いのではと意見が出る。理由の一つはまだ雨は降り始めていないが昼頃から荒天が予想される事。もう一つは予想以上に難路だった昨日の権蔵坂から杉尾峠までを本日の後半に歩かなければならないので早い目に杉尾峠に着いた方がいいだろうという事。
6人で協議の結果、上谷案で一致。思いがけず2日連続で上谷を歩ける事に…早朝の上谷はまた一段と美しい。
8時に杉尾峠に到着。気合を入れて若丹国境尾根へ進む。

若丹12

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 杉尾峠から五波峠までは結局約4時間半、所要時間は昨日以上にかかった。2日目の方がルーファイが難しかった。昼前から雨が降り出し12時を過ぎる頃から本降りになった。ルート変更は正しかったと思う。
今回の山行は激登り激降りが多く身体も大変疲れたが、それより読図に集中したせいか頭が疲れた気がする。頭が疲れると、もちろん身体も疲れるとだけど、例えばバランスを崩す事故、或はルートを間違える事故を引き起こす可能性を生む。あまり頭を使わずに感覚的に読図できるようになれないかなぁ、とそんなことを山行後考えている。

by こーじー
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